財産管理制度が新たに創設が進んでいる
このブログはアラフィフ宅建士が
登記簿謄本などで調べても判らない土地
不動産にまつわる疑問・不思議を
ピンポイントで説明しています
『所有者不明土地不動産』対策は
『日本全国にどれくらいあるの?』
記事は疑問を抱えるあなたに向けて書いてます
(所有権移転登記・相続登記)
こんにちは(^^)
宅建士アラフィフブロガー
じつ@です
上記セクションも
いよいよ最終章で
不動産にまつわる事に
フォーカスを絞って
書き込みながら説明と
補足などをしていきます
テレビニュースなどで
話題でとりあげられる
キーワードが多くなった
「所有者不明土地不動産」
新聞でも目にする文字
なぜ発生するのか
今後に対策はあるのか?
不動産の疑問解決など
参考にして貰えると幸いです
所有権移転登記・相続登記は登記簿謄本などの書類を調べても
(所有権移転登記・相続登記)
法務局に備え付けられている
登記簿謄本などの書類を調べても
土地・家屋など不動産所有者が不明の場合を含めて
不動産所有者が判明した場合でも
実際に現地の不動産(土地・家屋)が
登記簿謄本に記載された所有者による
管理が適切にされていない理由などで
その不動産の近隣に住んでいる住民へ
迷惑をかけている場合、又は恐れがあるなどの
対応として2023年4月1日施行されたのが
(令和5年4月1日施行)
「所有者不明土地・建物管理制度と
管理不全土地・建物管理制度」
前回にも書きましたが
「所有者不明土地なぜ出来る」
発生原因として
主に2つの条件に合致した土地が該当します
- 法務局に備え付けられている不動産登記簿で
調査しても所有者が直ちに判明しない土地 - 同じく法務局に備え付けられている
登記簿謄本で所有者が判明していても
その所在が(現在の)不明の為
所有者に連絡がつかない土地などです
どのような問題が考えられるだろうか
一番はじめに(土地が荒れてします)
これが大問題となります
「所有者不明土地・建物管理制度と管理不全土地」
「所有者不明土地・建物管理制度と管理不全土地」
これは登記簿謄本などの書類を調べても
土地・家屋など不動産所有者が不明の場合や
対象の不動産が登記簿謄本書類に記載されている
所有者に土地・家屋など不動産管理が適切に
行われていない土地・建物を対象にし
各々の土地・建物などの管理に特化する
不動産財産管理制度が新設されました
これが上記の
「所有者不明土地・建物管理制度と
管理不全土地・建物管理制度」である
もしくは現在時点で考えられる
調査などを実施し尽くしても不動産所有者や
現在の所在がわからない土地・建物について
不動産利害関係人が地方裁判所に申し立て
その不動産利害関係人が地方裁判所に申し立て
対象の土地・建物の管理を行うなどする
所有者不明土地・建物管理人を選任して
もらえる事が可能になります
または土地・家屋の不動産所有者が判明しても
管理不全状態にあるなどの土地・建物は
管理不全土地・建物管理人が選任されます
土地・家屋などの不動産管理人は事案などに
応じて各々、弁護士・司法書士・土地家屋調査士
適切と認められる仕業が主に選任されます
上記以外に、不動産相隣の関係見直しで
隣接する土地などから越境したくる木々の枝に
ついて伐採などをお願いしても切ってくれず
又は隣地の不動産所有者不明で越境された側の
土地不動産所有者が自ら木々の枝を切除する事が
出来るなどの仕組み整備が進んでいます
(今までは枝は自力切除が出来なかった)
この様な不動産所有者不明な場合に対する制度改正や
新制度導入で有効活用されていなかった土地取引・
古家屋取引が活性化すると空家問題・実家問題にも
大きなメスが入る事が期待できますね
(所有権移転登記・相続登記)
2023年以後も増える所有者不明不動産
領土の小さい
日本全体的に考えても
大きな経済損失だと思います
題材に書いた所有者不明土地は
(所有権移転登記・相続登記)
少し前のデーターとなりますが
日本国内にどのくらいあると思われますか?
(法務省・2017年6月公表)
法務局に備え付けられている
不動産登記簿に記された相続登記未了土地調査
結果を見て驚きます
上記の実施調査は
全国10カ所の地区で相続登記がされていない
可能性がある土地などを対象に調査した結果
最終登記から50年以上経過している土地
大都市6.6%:中小都市・中山間地域は
24.6%にも昇り
最終登記から90年以上経過した土地は
大都市0.4%:中小都市・中山間地域6.2%
2020年度・国土交通省実施の調査結果では
日本全国で所有者不明土地不動産の割合24%
そのうち63%も相続登記未了であり
住所変更登記未了は33%なのです
今後も月日が流れて時間経過が進むと
所有者不明土地不動産は更に増えていく
可能性が大きいのは大都市も例外ではない
深刻な地方は若者が中心に人口流出加速し
地方に住む親世代の高齢化が進むため
所有者不明土地がこのままでは更に増える
相続登記未了土地はどれくらいあるの?(大都市)
(所有権移転登記・相続登記)
『大都市の場合』
最後の登記から50年未満
宅地:16,607件
田・畑:1,804件
山林:1,662件
小計:20,073件 (93.4%)
最後の登記から50年~70年未満
宅地:878件
田・畑:237件
山林:98件
小計:1,213件 (5.6%)
最後の登記から70年~90年未満
宅地:55件
田・畑:34件
山林:43件
小計:132件 (0.6%)
最後の登記から90年以上
宅地:17件
田・畑:42件
山林:20件
小計:79件 (0.4%)
合計21.497件
相続登記未了土地はどれくらいあるの?(中小都市)
(所有権移転登記・相続登記)
『中小都市の場合』
最後の登記から50年未満
宅地:15.731件
田・畑:19.296件
山林:23.973件
小計:59.000件 (75.4%)
最後の登記から50年~70年未満
宅地:852件
田・畑:3.583件
山林:6.234件
小計:10.669件 (13.6%)
最後の登記から70年~90年未満
宅地:465件
田・畑:1.374件
山林:1.898件
小計:3.737件 (4.8%)
最後の登記から90年以上
宅地:540件
田・畑:961件
山林:3.326件
小計:4.827件 (6.2%)
合計78.233件
目に見える数値にすると驚く程
多い不動産相続登記未了土地と家屋
初回から4編に連なり記載した
「所有者不明土地不動産対処法」
次回は相続関係に視点を当てご説明します
所有権移転登記(相続登記)
アラフィフ宅建士ブログを最後まで
読んでくれてありがとう♪ (感謝)
それでは次回また!