所有者不明土地不動産:続編

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空家は所有者不明土地は登記簿謄本を調べても判らない事がある 不動産
空家は所有者不明土地は登記簿謄本を調べても判らない事がある

登記簿謄本などで調べて判らない土地

このブログはアラフィフ宅建士が
不動産にまつわる疑問・不思議を
重点的に説明しています
『所有者不明土地』とは
『なぜ発生するの』要因
この記事は疑問を抱えるあなたに向けて書いています

じつ@
じつ@

こんにちは(^^)
宅建士アラフィフブロガー
じつ@です

 

このセクションは

引き続き

不動産にまつわる事に

フォーカスを絞って

書き込みながら説明と

補足などをしていきます

 

今回もテレビなどでも

話題でとりあげられる

キーワードが多くなった

「所有者不明土地」続編

 

最近、よく耳にする言葉

なぜ発生するのか

一体どんなものなの?

 

国家資格でもある

ファイナンシャルプランナーと

宅地建物取引士でもある私が

そんな疑問に答えます

 

不動産における

疑問解決などの

参考にして貰えると幸いです

 

住宅の土地が荒れると治安悪化が懸念される

1万円からできる不動産投資【利回り不動産】

前回にも書きましたが
「所有者不明土地なぜ出来る」
発生原因として
 まずは題材の「所有者不明土地」って一体なんなの?
主に2つの条件に合致した土地が該当します

  • 法務局に備え付けられている不動産登記簿で
    調査しても所有者が直ちに判明しない土地
  • 同じく法務局に備え付けられている
    登記簿謄本で所有者が判明していても
    その所在が(現在の)不明の為
    所有者に連絡がつかない土地などです

現実的に所有者不明土地が発生した時には
どのような問題が考えられるだろうか

 一番はじめに(土地が荒れてします)
これが大問題となります
 
土地の所有者が不明ということは
その不動産を管理する人が基本的には
居ない事になりますので
 
月日は流れて、時間の経過にともない
草木が伸び放題になり結果的にどんどん
荒地化が進行していきます
 
当然そうなってくると
近隣に住んでいる人の敷地内へ
枝葉が伸びて行ったり落ち葉なども増え
隣近所が迷惑を被ることもある

所有者不明土地は管理が行き届かない
所有者不明土地は管理が行き届かない

土地が荒れると不動産売買取引が停滞

他にも色々とありますが
次に「治安の悪化」も考えられます
空き家問題でも常に話題に取り上げられるが
 
古い家屋が残されたままの状態で
所有者不明土地になると第三者が
不法侵入してそこに無断で住み着いたり
空き地(空家含む)であれば違法産業廃棄物を
置かれたり(投棄されたり)する可能性ある
 
ご近所に住んでいる住民からみたら
治安悪化が心配になるのは当然だと思います
 
更に問題になるのは不動産自体の
「土地や家屋取引の停滞」が考えられる
 
法務局に備え付けられている登記簿謄本を
調べても判らない土地所有者がわからない状態では
勝手に不動産(土地・家屋)を売買取引する事は
出来ないし、当然・真の所有者に無断で新しい
家屋建物を解体して建築する訳にはいかない
 

必然的に不動産所有者が誰なのかを探す事になり
様々な方法でたどるにしても行方不明になっている
真の所有者を探す事は、膨大な手間と費用が必要になる
 
最終的に、その土地活用は難しいということで放置される
状態で草木が生え放題になってしまう
 
そんな不動産を有効活用で
その土地を用地買収など出来れば大規模開発ができる場合
 
公共事業ができる事も可能なはずなのに
1件の土地・空家所有者がわからないが為に
土地開発が頓挫して進まなくなる事が現実にある

領土の小さい日本全体的に考えても大きな経済損失

じつ@
じつ@

これは領土の小さい

日本全体的に考えても

大きな経済損失だと思う

1万円からできる不動産投資【利回り不動産】
不動産所有者不明土地は領土の小さい日本全体的に考えても大きな経済損失
不動産所有者不明土地は領土の小さい日本全体的に考えても大きな経済損失

その様な事を含めた結果
実際に相続が発生した直後であれば
比較的に相続人特定は安易だが
相続登記(不動産所有権移転登記)を
しないまま月日が流れて
子供から孫へ、更には孫からひ孫へ
世代が変わってしまった結果

その土地(不動産)の所有者が
誰なのかわからなくなってしまう事になる
あるいは法務局に備え付けられている
登記簿謄本で所有者が判明しても
その所有者が既に引っ越してしまい
同じ事が繰り返されるうちに所有者不明の
状態になってしまうケースが多く見受けられます


今後さらに増える所有者不明土地

上記に書いた所有者不明土地は
日本国内にどのくらいあると思われますか?
(法務省・2017年6月に公表)

不動産登記簿に記された相続登記未了土地調査
結果を見て驚きます
 

実施された調査では
全国の10カ所地区で相続登記がされていない
可能性がある土地を対象に調査した結果
 
最終登記から50年以上経過している土地
大都市6.6%:中小都市・中山間地域は
なんと24.6%にも昇ります
 

更に最終登記から90年以上経過した土地は
大都市0.4%:中小都市・中山間地域6.2%もあり
 
2020年度に国土交通省が実施した調査結果では
日本全国における所有者不明土地割合が24%
そのうち63%も相続登記未了であり
33%も住所変更登記未了なのだ
 
月日が流れて時間経過に合わせて
不動産の所有者不明土地は今後も更に増えていく
可能性が大きい、大都市だけが例外ではな
重要な地方は若者中心に人口流出が加速すると
地方に住む親世代の高齢化が進むため
所有者不明土地がこのままでは更に増える

現実に相続登記未了土地はどれだけあるの?

『大都市の場合』
最後の登記から50年未満
宅地:16,607件
田・畑:1,804件
山林:1,662件
小計:20,073件 (93.4%)

最後の登記から50年~70年未満
宅地:878件
田・畑:237件
山林:98件
小計:1,213件 (5.6%)
 
最後の登記から70年~90年未満
宅地:55件
田・畑:34件
山林:43件
小計:132件 (0.6%)
 
最後の登記から90年以上
宅地:17件
田・畑:42件
山林:20件
小計:79件 (0.4%)
合計21.497件

小都市・中都市の場合

『中小都市の場合』
最後の登記から50年未満
宅地:15.731件
田・畑:19.296件
山林:23.973件
小計:59.000件 (75.4%)
 
最後の登記から50年~70年未満
宅地:852件
田・畑:3.583件
山林:6.234件
小計:10.669件 (13.6%)
 
最後の登記から70年~90年未満
宅地:465件
田・畑:1.374件
山林:1.898件
小計:3.737件 (4.8%)
 
最後の登記から90年以上
宅地:540件
田・畑:961件
山林:3.326件
小計:4.827件 (6.2%)
合計78.233件

数値にすると驚く程
多い不動産相続登記未了土地

所有者不明土地の空家も手遅れになる前に適切なメンテナンス作業で生き返ります
所有者不明土地の空家も手遅れになる前に適切なメンテナンス作業で生き返ります

次回も引き続きパート3
「所有者不明土地の対処法」で
続編記載してご説明します
ブログを最後まで読んでくれて
ありがとう♪ それでは次回また!


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